「子産み」には定年がある

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いわゆる「クロワッサン世代」の女性のなかで真に結婚を望む人はいるのか?
今、一番本気で結婚を望んでいる女性、それは「子供を産みたい人」しかもそろそろ四十歳を迎える人と言えるのではなかろうか。人工授精、代理母と出産にともなう話題はつきないが、女性の出産可能年齢が高くなったという話は今のところ聞かない。女性の場合、子供を産むにはタイムリミットがあるのだ。
だから、そのタイムリミット間近になって、バタバタと駆け込むように結婚してしまう人が目立つのだ。アメリカのキャリアウーマンには、地位の安定を計ってから四十歳くらいで出産する例が多くなっている。日本でも作家でシャンソン歌手の戸川昌子さんや、イベントコーディネーターの加藤タキさんのように、キャリアを維持しながら四十代出産をした恵まれた例もあるが、大多数の平凡な女性は、そこまでキャリアを積むことができない。サラリーが安すぎるから、出産イコール退職につながってしまうのだ。
だから働き続けたい女性の多くなった現代は、結婚年齢も大幅に高くなる。二十五.二十九歳の未婚率は、昭和五十五年に比べて六十年は五ポイントアップで30.6パーセント。約百人に三十人強が独身ということになる。これはそのまま出産年齢の上昇に繋がっていく。しかしタイムリミットに近づいた女の、子供を産みたいという思いはとても自然なことだ。日本だろうが、アメリカだろうが、さらにキャリアがあろうとなかろうと関係ない。チャンスを逃したら二度と再びその年齢に戻ることはできないのだ。
だから、怒涛のように結婚におしよせる。その必死さに誰が何と言うことが出来るだろう。

松原さんの「クロワッサン症候群」を見ると、そこのあたりを皮肉にイジワルにとらえているような感じを受けたのは私だけであろうか。キャリアのない普通のOLがタイムリミットを前に駆け込み結婚をするのを椰楡している。

参考:結婚相談所 選び方